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「徳川ミュージアム弾丸ツアー」

8月上旬に燭台切光忠を見るため、水戸徳川ミュージアム弾丸ツアーに行った日の記録です。
関係ないことも色々書いてあります。
家から水戸まで行くには新幹線で東京まで行って、上野から特急で水戸まで行くのが一番時間のロスが少ないのですが、混雑を避けるため、10時台に水戸に着くには最寄駅の始発に乗らねばならず、すると4時起きで準備しないといけない、という若干地獄な行程でした。
しかし燭台切を見るためです。頑張れるだろ自分。
公開初日はバスツアーの如くだったと聞くし、気合入れて4時に起きました。

とりあえず始発に乗り、上野まで行くと、偶然ロッキンジャパンフェスと日程が被っていたため、水戸方面の特急指定席は全て売切という事態に遭遇。
水戸まで1時間半スタンディングという、なかなか楽しい事態になってしまいました。ここはライブハウスか。

RIF参加者に囲まれつつ、iPodでバクホンとか聴きながらエアスタンディングライブ状態で窓の外を眺めると、レンコン畑が広がっており、ちょうどレンコンの花が咲き誇っていて、きれいですけど、頭がぼんやりしてたせいか、なんか極楽浄土感が高まってしまった。
でもあの風景嫌いじゃない。蓮の花好きだし。

水戸駅で降りるとZARAとかあって、うちの地元より超都会じゃんとか思いつつ、目的である徳川ミュージアム行きのバス停へ向かうと既に審神者らしい方たちが数人いらして、すごく親しみを覚える。
この人たち、みんな燭台切を見に来てるのか。

そしてバス停でおりて徳川ミュージアムへ。
本日の目的である燭台切光忠を一足飛びに見に行ってしまったら、テンションが上がりすぎて他の展示を見る気にならなくなる可能性があるので、はやる気持ちをおさえ、展示室へ行く前に「たんけん!水戸城」などの子ども向け企画を見て心を落ち着けます。
この企画は、水戸徳川家に対する知識が全くない私のような者はぜひ見るべきと言える内容でした。
子ども向けながら、水戸徳川家の功績や、水戸城の地図など、「光忠くんたちはここにいた可能性が高い(武器庫の配置を見ながら)、「光忠くんをほしがった人はこの人か」など、知りたいことを分かりやすく教えてくれる良展示でした。

そして展示室へ。
他の展示を見つつ、燭台切光忠の展示ボックス周辺が空くのを待ちます。
個人的に展示で好きだったのは、薬の材料をすりつぶす臼(デコりまくりなのが良かった)、歴代当主が自ら焼いた、あんまり上手とはいえない、でも味がある焼き物かな。

そしてちょうどいい頃合いを見計らって燭台切光忠の展示ボックスへ。
焼けた刀というのは初めて見るのですが、煤でマットな質感になった黒い刀というのは、意外と悪くないと思いました。
むしろ見慣れないせいか謎のかっこよさすら漂う。
葉佩が溶けて金色がどろーんとからまってるのも、これはこれで素敵だし。「焼刀」というジャンル作っちゃっていいのかも、と思いました。
焼刀写真集を世界一綺麗な○○の図鑑、みたいなノリで出せば、私は買います。

燭台切光忠はゲームでは太刀ですが、現在の長さは打刀くらいで持ちやすく、そこそこの厚みがありながら全体的にしゅっとしていて、実用的かつ洗練されたデザインって感じがしました。実用性と美の両立ってやつですね。
ゲーム内で「これでも実戦向きでね」と自己申告するの分かる気がした。
私は刀持ったこと一度もないのにこんなこと思うのおこがましいかもしれませんけど。
ほんと、持ちやすそうな長さ、っていうのはすごく感じた。
戦国時代の男性の平均身長が現在の女性の平均身長とおんなじくらいって考えると、平均身長程度の私が持ちやすいと思うのは、戦国武将がちょうどいい長さって思うのと同じなのかな。

後、隣に並べられていた児手柏という太刀(スーパー文化人細川幽斉の持ち物だったとか)は、細くて薄くて長くて、うすはりグラスみたいな繊細さがありました。
ああいうの好き。

展示を見終わったらミュージアムショップへ。
色々目移りはしたのですが、目的の燭台切光忠パンフを購入できて、超満足でした。
1部だけ買ったのですが、200円だし、もっと買っても良かったかな。。

この時点で昼になっていましたので、ご飯でも食べようとミュージアム周辺をうろうろすると、良い感じのカフェを見つけたので入ると、昼間からビールなど提供する素敵なカフェでした。
ランチの薄焼きピザもおいしかったし、水戸にまた来ることがあればまた来たい感じ。

その後、バスで水戸駅まで戻り、水戸駅から特急に乗り、品川から新幹線で帰りました。
この日は水戸徳川ミュージアムだけ行く!と決めた弾丸ツアーだったんですが、水戸は良い街だったので、燭台切関係なくまた行ってみたいなーって思いました。
今回さらっと行ってみた感じ、水戸は歴史のある街だけど都市部をちょっと離れると我が地元みたいな地方都市感があるところに親近感を感じますし、次は偕楽園とか行ってみたいです。
後、水戸芸術館は面白そうなこと色々やってるので、気になる。
そういえば茨城に足を踏み入れるの初めてだったんですが、茨城ってカリガリのギターとバクホンのボーカルとムックのメンバーの出身地じゃんね。茨城すげー。

2015/10/5